column コラム
蜂須賀の献上米にもなった日本最古の棚田「佐那河内村の玄米」
「佐那河内村」は、
徳島県の北東の山間に位置する、自然豊かな徳島県内唯一の村です。
「佐那河内村誌」によると、佐那河内村は、
往古[佐那県]と呼ばれ、
その「佐那」は、「日本最古の棚田」を示す地名だそうです。
それもなんとこの棚田米、
古くは天皇直轄領で、江戸期に蜂須賀侯が御膳米としたほどです。
それもそのはず、なんといってもこの環境!!
この御荷鉾帯の土壌は、粘土質の赤土層で、
鉄分を多量に含む「玄武岩」由来の結晶片岩の風化土壌と、
鉄分とマグネシウムを多量に含む「蛇紋岩」。
この二つの土壌が、稲作に適したミネラルを含む土壌を形成してくれています。
また、この棚田は、
標高約240m付近の高地傾斜地で、
園瀬川南岸部が日本有数の地すべり地帯となる御荷鉾帯のため容易に棚田が造営でき、
破砕帯のため、山上部付近からでも多量の湧水が確保できたそう。
さらにこの標高差による寒暖差、
傾斜面の上昇気流や、霧。
肥草の投入量に困らないほど草木を生い茂らせる2000㎜を超える降水量や、日照量!
なんと・・なんと豊かな土地なんでしょう。。。
稲作に最適な条件がこんなに整っているところで作るお米、
贅沢すぎますっ。
でも、
それだけではないんです。
この土地で作っている農家さんと農家さんの思い❤︎
「自分ら、こんな恵まれた土地で田んぼをさせてもらっていて、農薬や除草剤などで自然を汚したらいかんやろ。
しかも自分らが使うことで、この山間の水が、生活用水として流れていってしまったら申し訳ないやろ。」
はい。。。泣。
地球のこと、環境のこと、周りの人への思い、、、。
こんな素晴らしい玄米をわけていただくことができて、言葉になりません。
この想いがぎゅっと詰まったお米がもうすぐ届きます。
(まだ届いていないのに、ご紹介してすいません。入荷予定10月半ば)
久々にお話ができ、この素晴らしい想いを誰かに伝えたくて、伝えたくて。
1年かけて大切に作っていただいたお米🌾
感謝して、今年もいただきたいです。
(※おかげさまでこの佐那河内村の玄米は、毎年とても人気で、早くになくなってしまいます。
お早めのご予約(連絡先:info@maruza.net 牧野宛) or お買い物をお勧めいたします。)