まるざ発芽玄米研究所

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2021/09/01

講演会「発芽玄米の底力を知ろう①」

今回のブログでは、「発芽玄米」の成分に「アルツハイマー型痴ほう症の予防効果がある」ことを

世界で初めて発見した茅原 紘先生の講演会を、数回に分けてレポートさせていただきます。

 

まず茅原 紘先生についてご紹介。

信州大学大学院農学研究科教授。1941年生まれ。大阪府立大学博士課程農学研究科1971年修了。信州大学農学部1965年卒業。農学博士。中国河北農業大学大学院農学研究科独立専攻教授(2001‐)。中国河北農業大学客員教授(2000‐)。信州大学農学部教授(1988‐)。信州大学農学部助教授(1978‐)。信州大学農学部助手(1971‐)。所属学会:日本農芸化学会、日本栄養・食糧学会、和漢医薬学会、日本ペプチド学会、日本食品科学工学会。オーストラリア在外研究員(1995)、ドイツ国立ミルク科学研究所客員研究員(1975‐1976)

この他にも、先生は

発芽玄米には

ガン・動脈硬化・脳血栓などの生活習慣病の原因となる過剰な活性酸素を除去する様々な抗酸化物質(イノシトール・フェルラ酸・トコトリエノール・フィチン酸)が増えることも証明(下記参照)。

 

👆栄養価や抗酸化力がすこぶる高いのが一目瞭然!

 

便秘解消美白効果血液サラサラ、免疫力UP・・

ってことで、なんと自らも発芽玄米を常食するようになり、

特別に運動をしているわけではないけれど、1年ほどで

体重が85キロ→75キロと効果が表れ 筋肉も隆々です!と。

おおおおーっ✨

実体験に勝るものないっ!

 

 

さてさて、肝心の講演内容ですが、

改めて・・・・・素晴らしいっ涙!

発芽玄米の力!!!

 

この発芽玄米とは、その名の通り、

玄米が発芽したものなんですが、

その発芽の際、眠っていた酵素が活性することで・・・

 

① 玄米が柔らかくなる

 ( 玄米特有のパサパサがなく、白米くらい柔らかく食べやすい)

 

タンパク質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等の栄養価UP!

 (出芽の為に必要な栄養素を玄米の内部に増やす)

 

玄米よりも消化吸収UP! 

 (「まるざ古代餅」は、発芽玄米をお餅にしているので、さらに消化吸収UP↗︎ )

 

玄米より、うま味・甘味UP

(発芽する際、糖質が分解されて甘みが増すとともに、たんぱく質が分解され、旨み成分であるアミノ酸が増える)

 

ギャバ や リジンといった抗酸化物質が増強、ホメオスタシスを維持する栄養素も豊富に!

と、(下記)強調されておりました。

このほかにも発芽玄米の有用な物質を沢山見い出されており、

 

主食を、

「白米」→「発芽玄米」に切り替えることで、

 

これら発芽玄米のよさを享受でき、

健康生活の維持・増進、

さらには生活の質の向上をはかることができる!

これまでも、病院や施設、学校で発芽玄米を取り入れ、笑顔がよみがえった!

といううれしい報告も数々あるそう。

 

特に「ギャバ」は、白米のなんと10倍!!

「え?すごいけど、ギャバが10倍高いってどう私たちによいのか??」

 

はい。ギャバは今、日本で増えている糖尿病や動脈硬化、肥満、そして睡眠問題に加え、

「ストレス社会」問題に覿面なんです。

 

というのも、このギャバは、

「抑制性」の神経伝達物質の1つ。

 

ちなみにこの反対が、

「興奮性」の神経伝達物質、アドレナリンなどです。

 

興奮した時に「アドレナリンが出てる」とかいいませんか?

 

このアドレナリンが出すぎると、思考力が減退し、集中力がなくなり、短期でキレやすくなります。

戦後、欧米食や添加物の多い加工品、白砂糖など増加による食生活の問題が指摘されているように、

砂糖などの過剰摂取を続けていれば、常にアドレナリンなどが分泌された状態を生みだし、

攻撃性が高くなったり、感情の浮き沈みが激しくなったりしてしまいます。

 

その興奮を抑えてくれる働きがギャバ

もちろんこれら原因としては、1つではなく様々な原因が交差しておりますが、

やっぱり

毎日口にして、体に取り入れ、身体を作っている「食」は、大切にした方がいいと思います。

食べ物によって摂取したギャバも脳に届くことが最近わかっており、(→発芽玄米を摂取するとギャバの作用から前頭皮質におけるセロトニン神経系でセロトニンの合成機能を賦活化してセロトニンの含有が増加しストレスの抵抗性を高める抗うつ作用があると考えられます。)

 

このGABAは、

イライラなどを抑制する働き以外にも、

先生が簡潔にご紹介してくれたのはコチラ↓ ↓↓

1.血圧を正常にする(※1下記参照)

2.血液中のコレステロールや中性脂肪の増加を抑える

3.腎臓、肝臓、膵臓の働きを活性化(※2下記参照)

4.血糖値の上昇を抑える

5,脳への血流を良くし、脳細胞の代謝を活発にする

6.肥満防止作用

7.アルコールの代謝促進

8.体臭・口臭などの消臭促進

9.更年期障害、初老期精神障害の予防・改善

10.成長ホルモン分泌促進

 

ギャバ(γ-アミノ酪酸:γ(gamma)-aminobutyric acid の略称 )は、

甲殻類の神経筋接合部、哺乳類の小脳、脊髄、大脳などに多く存在する非たんぱく質構成アミノ酸。玄米が発芽条件下で、それまで玄米中に休眠していたグルタミン酸脱炭酸酵素が働きだし、グルタミン酸が徐々にギャバに変換され、白米と比べ約10倍に増加。GABAは抑制性の神経伝達物質。減少するとすぐカッとなり、キレやすく、精神不安定な状態のほか、更年期障害、自律神経失調症、血管型認知症、中性脂肪の増加、血圧上昇などを誘発するため、抑制してくれるGABAが近年注目され、GABAは、「血圧が高めの方に適する」旨の表示をした特定保健用食品も許可されております.

 

とまあ、私に必要な効果がたくさん。

 

とはいえ、こうして玄米って体にいいことは昔から知られているけれど、

「炊飯器で炊きにくい」「ぼそぼそ感がある」「消化がよくない」「質素」などの理由から、

玄米を主食にしている日本人はほんの一握り。

 

なんと玄米を主食にしている日本人はわずか「0.2%」だと悲。

 

こんな今だからこそ、「発芽玄米」の素晴らしさを改めて見つめ、

忙しい現代人にも手軽に美味しく食べてもらえるように向き合い、

健康に未来につなげていきたいものです。

 

 

ってことで長くなりましたが、

次回は、

上記グラフでもご紹介した γオリザノールや フェルラ酸、イノシトールやフィチン酸などにも触れて

先生から学んだことを、ご紹介させていただこうと思います。

 

※1「血圧を正常にする」:1963年 H.C.Stanton:Arch.Int Pharmacodynにより、GABAの血圧上昇抑制作用が報告

※2 腎臓、肝臓、膵臓の働きを活性化:γアミノ酪酸蓄積食品の摂取による腎臓や肝機能の改善作用や精神安定作用:日本食品科学工学会誌、薬理と治療参照