column コラム
戦国武将のパワーの源は?
「欧米人とはこんなに違った 日本人の体」「日本人の体質研究でわかった長寿の習慣」「日本人の病気と食の歴史」など、
どれも興味深い内容の書籍を出版されている
内科医 奥田昌子先生(京都大学大学院医学研究科修了。京都大学博士(医学)
生命とは何か、健康とは何か、など、原点に根づいた考えで、
日本人と欧米人の違い、古来の食から読み解いた日本人に適した食、また20万人以上の診察の経験から語られることからも説得力があり大変面白いです。
なかでも「日本人の病気と食の歴史」は、
「歴史」と「食文化」に焦点を当てて当時の歴史を探っていて私のツボ!!
そのなかで、、、
こちらの「道外武者御代の若餅」という浮世絵、見たことある方も多いかもしれませんが、
実はこの餅つきをしているのは、
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀の4人の武将。
ちなみにそれぞれどれが誰かわかりますか?
着物に描かれた紋や陣羽織などから、
織田信長と明智光秀が手前で、左上で餅を一生懸命こねている猿🐒の顔で描かれているのが豊臣秀吉に対し、
右上で餅を手にしているのが、徳川家康公。
どういうことかというと、
右上に「道外武者御代の若餅」と書かれているように、
ここでいう「道外」は道化師のことで、
織田信長と豊臣秀吉が苦労して天下を平定したのに、
最後おいしいところは、徳川家康か〜い、
また当時は、狂歌にも
「織田がつき 羽柴がこねし 天下餅 座して喰らふは 徳の川」
と謳われていたように、
棚ぼたで徳川家康が天下を手に入れた!とまで滑稽に揶揄されたものが残されているそうですが、
なんのその!
実際、
天下をとる人はそんな揶揄する人とは違いますっ✨
徳川家康は、食生活を含む生活習慣に、細心の注意を払っていたとして有名ですが、
「健康で長生きすることこそ天下取りの鍵」と考えておられ、
「和剤局方」という薬の処方集をつねに持ち歩いていたほど。
別の書籍でも、関ヶ原の戦いには、発芽玄米の握り飯を持たせたという諸説もありました。
また、食にこだわる歴史人物は、徳川家康だけでなく、
豊臣秀吉に長年仕えた加藤清正もその1人。
身長180cm超え体格もよかったそうですが、
常に黒米を食べておられ、家訓である『掟書』に「食は黒米たるべし(玄米を食べよ)」とわざわざ書くほど🌾
また当時では同じく高身長で180cm以上で体格が良かったといわれる前田利家も、
妻まつとともに生涯玄米を食べたと伝えられており、
「え。茶碗1杯玄米食べてそんな体格よくなりますか?」と私も思いましたが、
当時の戦国時代の武士は、お茶碗1杯どころか、
米を1日に5合、多いときは10合近く食べていたそうで、
ご飯1合を米150gとして計算すると、
玄米を5合食べれば食物繊維は22.5g摂取できる計算。(現代の男性1人1日あたりの食物繊維の摂取基準は20g)
これが白米だと、5合食べても3.8gにしかならないし、
食物繊維だけでなく玄米は、ビタミンやミネラルなど40種以上の栄養を
バランスよく摂取できるので、栄養素の質も量も段違い!
このように未来を見据えた武将は、
日々の食事が、
心と体のエネルギーをたくわえるための貴重な財産
ということが、わかっていたのかもしれませんね。
現代もそう。
白米やパン、即席麺やファストフード、、、
いろいろと選択肢は増え、うれしいですが、
栄養バランスもデトックスもできる最高の食事。
古代餅は、
1枚142円で、トースターチンするだけの
手軽で忙しい現代人にはピッタリ!
古代餅は、古くから伝わる確かなもの、原点に根づいた考えで、自然の材料だけ、農薬や除草剤すら使用せず、添加物なども一切使用していません。
一生もんの大切な身体。
未来の身体に心からおススメします❤️